爪が先端から剥がれてきた…
なんかぷかぷか浮いてきた…

これらは、『爪甲剥離症』という名前で呼ばれます。
年齢や性別は関係なく、手の爪によく見られます。

～☆～原因～☆～

〇パソコン・ピアノなど、特定のものを扱った場合に起こる爪への圧迫
〇マニキュアの慢性的使用
〇全身疾患に伴うもの
　・鉄分欠乏貧血
　・糖尿病
　・妊娠
　・甲状腺機能異常
　・多発性骨髄腫
　・梅毒・・・・etc
〇外力・外傷
〇真菌性
　・カンジダ
　・白癬菌
　・マラセチア
〇ヘルペス
〇接触性皮膚炎
〇爪甲下腫瘍
　・いぼ
　・タコ
　・有棘細胞
〇薬物摂取と日光照射によるもの

その他、多岐にわたり原因がある爪甲剥離症ですが、明らかな原因を突き止められないものもあります。

本来の健康的な爪ならば、多少の衝撃にも耐えられるようになっており、指先を守ってくれている器官です。
しかし、爪甲剥離症を1度発症すると、爪の先端から徐々に剥がれていきとても脆くなります。
爪は1度爪床(指先)から離れると、二度とくっつくことはありません。
そして、指から剥がれると乾燥が始まります。そうなることで、全体的に白・黄色っぽく変色します。

このような場合の対処法は、とにかく1度爪を引っかからない程度に短く切りましょう。
適切な長さを保ち、治療をすれば、伸びていく段階で皮膚と爪がしっかりついてくるので安心してください。
しかしそれには、早めの専門機関への受診をお勧めします。

まず、爪・皮膚の様子を診断し、真菌性の疑いがあれば、爪先を削り顕微鏡検査をして究明していきます。
他には、血液検査から貧血・甲状腺異常のチェックなどがあります。
素早く正しい診断を聞き、正しく治療していくことがとても大事です。

美しく飾ることのできるマニキュア・ジェルネイルも、健康な爪であってこそです。

『こんな爪でもネイルできますか？』　『この短い爪できれいになりますか？』

というご相談がよくあります。
見させていただい爪は、ほとんどの方が健康な爪でした。
ごくわずかに病症を疑うものもありましたが、適切なアドバイスをさせていただき、専門医のところで完治した例もございます。

まずご自身だけで悩まれているのであれば、お気軽にご来店くださいね。

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